コールユーブンゲン

コールユンブンゲンとは、実際にミュンヘン音楽学校で使われている合唱のための練習曲集の名前です。１９世紀に刊行されたものですが、現在でも本家のミュンヘンはもとより世界中のいろいろな音楽学校で教材として用いられています。 全体は二巻構成で、第一巻は合唱の練習に取り組む前の１人（１声部）で歌う基礎的な練習曲集、第二巻は２声部から４声部の合唱（あるいは重唱）のための練習曲集、という形になっています。

音楽大学の入試では、第一巻の中から出題されます。多くの場合、出題される範囲が募集要項等に事前に提示されていて、当日試験の際にその範囲の中から一曲が指定されます。 歌詞が無く「ドレミ」で歌うのは新曲と同様です。

レッスンは、呼吸法や発声法を絡めながら順に歌う形になります。出題される範囲の全曲を一通り以上歌うのが目標です。