地平線を横へ動く太陽の下で / Hiroshi Ohkura and Akira Fukuda[MSQS 0013] |
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収録曲目
1.川の流れに (First take) [2'49"] |
解説
このアルバムは、大倉宏のリコーダー、福田陽の編曲とシンセサイザー演奏によるオリジナル作品集です。
2人のプロジェクト自体は、1980年頃から1984年頃にかけて、新しい曲が出来上がったら録音するという形で、断続的に継続していました。録音された作品は、全部で40曲を越えます。当初は16曲ずつ2本のテープ版作品集としてまとめられ、その2本とは別に、ある特定の機会に無料で配布された2種類の編集テープが存在していました。
このCD版は、1984年と1988年に製作されました2種類の編集テープを統合・拡大し、新たにCD版として編集し直したものです。
以下はライナーよりの抜粋です。
第2作「神聖な音楽と世俗的な音楽」(1983年)を完成させる直前に、大倉が新潟に居を移すことになった時点で、このプロジェクトは実質的には終了していたと考えられる。その後の流れについて、簡単に書き留めておこうと思う。その翌年に大倉の弟の結婚式があった。これは、全くのプライヴェートな出来事であるのだが、弟本人から、式で2人の作品を使いたいという希望があり、いろいろ相談していく中で、「パンのマーチ」(第1作「古風な音楽への誘い」(1981年)に収録)を披露宴で演奏し、入退場の音楽やBGMの音楽を新たに作曲録音し、さらに、それらの曲を含んだ編集テープを参列者に配るというところまで話が膨らんだ。この時、新たに作曲録音された作品は、「ファンファーレ〜村長さんのお話」、「村長さんのお話(Reprise)」、「栗に吹く風」、「あじさいのワルツ」、「ざくろの歌」、「村人は音楽に誘われて大木の下に集まる」の6曲(実質5曲)である。この間、上記の他にも数曲分のプランが練られたが、あまり結婚式向きとは言えない曲調の作品が含まれていたり、期日の関係もあり、後日に回す事となった。こうして出来上がった編集テープが、テープ版「地平線を横に動く太陽の下で」(全14曲)の初版である。数年後、曲順を再考したり何曲か入れ替えた形で第2版(全12曲)を製作した。この両者は、内容的に大きな差は無く、新作の6曲に旧作からセレクトされた曲を含めた、ベスト盤と編集盤を合わせたような性格のものである。 さて、今回製作されたCD版「地平線を横に動く太陽の下で」は、当初の2種類のテープ版を合わせた形を下敷きにして、さらに曲数を増やした拡大版となっている。収録されている曲は全部で23曲あるが、本編にあたる部分は20曲(CDのトラック3よりトラック22まで)で、残りの3曲(トラック1,2,23)がボーナストラックに当たる。 |