... and then The Two Ways Are Still Going On ... / N.Takazawa and A.Fukuda [MSQP 0016] |
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収録曲目 |
解説
シリーズ第6作です。半数以上がインスト曲となっています。演奏のグレードがアップしています。(1982年作品) このアルバムと、前作との間にはかなりのギャップが存在する。一番のポイントは、高澤と、前作に参加していた高橋の2人が、共に就職の時を迎えた事で、高橋が完全に離れる事になったのは前作のライナーで触れた通り。主要な作詞家である高橋の不在によって、インストナンバーが多くなり、2人とも作詞作曲に再チャレンジしているなどの影響が出ている。とにかく、詩に関する限り、以前とは全く違った作品と考えて良い。
高澤にしても、当然ながら今までのようなペースの活動は出来なくなった。実際、一時期は福田1人の手によって録音など準備が進められ、高澤の作品も、仕上げの段階は福田の手によるものが多い。それでも、前作をまとめた段階で、プランも含めて数曲のストックがあり、プロジェクトが終了している認識は無かった。このような訳で、このアルバムは、シリーズ中最も福田のカラーが出たものとなっている。 前作とのもう1つの大きな違いは、ポリフォニックシンセサイザーJupiter-8の導入である。この伝説的名機の登場によって、大胆なシンフォニックなアレンジが可能となり、このアルバムでも一聴してそれとわかる影響を与えている。 気付く人も多いと思うが、アルバムタイトルは、ジェネシスの「そして3人が残った」(…and then there were three…)からの連想である。2人が、お互いに独自の道を歩みはじめているという事実を言葉として表現しようとしてみた意味もある。 |