Lovesongs and Others / N.Takazawa and A.Fukuda [MSQP 0011] 

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収録曲目
  1. ひとりで僕は [3'37"]
  2. Hot Day [4'27"]
  3. 森の中の眼 [5'03"]
  4. 夕暮れの帰り道 [4'14"]
  5. A Holiday in Rio [5'13"]
  6. Dawn [8'41"]
  7. Love Sketch [5'01"]
  8. Mid Night Rain [4'10"]
  9. 雨にぬれて [5'36"]
解説

 このCDは、Stage Frightというバンドで一緒だった仲間、高澤憲行君と2人で録音したホームレコーディング集です。このシリーズは、現在まで全部で8作あり、その中の第1作にあたります。高澤君のドラムとギター、私のベースとキーボードを核とし、ボーカルやリードギター、パーカッション等を重ねたロックサウンドになっています。ホームレコーディングですので、オリジナルの音質にはかなりの問題がありますが、デジタル・リマスターの処理を施し、音としてはかなり改善されました。サウンドの感じは試聴でお確かめ下さい。(1980年作品)
 このシリーズは、正真正銘のポピュラー音楽作品です。クラシック現代音楽をお探しの方はご注意下さい。また、初版分はCD−R盤となります。
 以下はライナーノートよりの抜粋です。

 このアルバムは、1974年頃から1983年頃まで千葉を中心に活動していたStage Frightの中心メンバーだった高澤憲行と福田陽の2人のチームによるホームレコーディング集である。Stage Frightというバンド名は、ザ・バンドの名曲から採られている。後々の展開はともかく、当初はバンドのオリジナル作品を録音で残す事を主な目的としていた。
 2人だけなので、スタジオを借りるよりも、ホームレコーディングが相応しいと考え、何度かテスト録音をしたり、機材を揃える等の準備をし、このアルバムの実際の録音に取り掛かったのは、1980年の3月のことである。機材を揃えたと言っても、このプロジェクトの開始時点では最低限のものであった。特に録音機材は、2台のカセットデッキと小型ミキサーのみという、今考えると信じられないような状態だった。後に一世を風靡するMTRは、まだ世に出る直前の時期だった。
 当時のファイルノートを紐解いてみると、録音開始の時点のオリジナル作品は、32曲にのぼる。このアルバムは、1980年3月中に手始めに録音した10曲ほどの中からセレクトされている。
 ボーカルナンバー8曲中6曲がラヴソングで、「Lovesongs and Others」というタイトルは、ストレートに過ぎるように見えるかも知れない。が、実際のところ、シンプルなラヴソングは、当時の32曲の中に9曲しか無く、このアルバムに大半が集まってしまっている。やはり、タイトルとして明示する方が良いだろうと思う。これは、最初から意図したのではないが、しかし偶然でもない。つまり、シンプルな分だけ録音の手始めとしては扱い易かった、という意味である。