神聖な音楽と世俗的な音楽 / Hiroshi Ohkura and Akira Fukuda[MSQS 0012]

 


  このマークの付いている曲は試聴出来ます(MP3ファイルのみ)。マークをクリックして下さい。
ご注意:ファイルは圧縮率を高めにしてありますが、それぞれ1MB前後のボリュームがあります。
お客様のシステムの状態によっては、ダウンロードにかなり時間がかかる事があります。

収録曲目

1.神聖な音楽 [3'40"]
2.地平線を横へ動く太陽の下で [4'19"]
3.ピンボールの青春 [4'42"]
4.夢 [4'11"]
5.月の精の踊り [2'35"]
6.バッカスの憩いの日々 [3'36"]
7.秘められた賛歌 [3'22"]
8.回想そして・・・ [6'18"]
9.祭り囃子 [2'50"]
10.子守歌 [2'25"]
11.小さな物語 [4'34"]
12.2人の舞踏会 [3'52"]
13.世俗的な音楽 [2'10"]
14.冬の物語 [7'57"]
15.誕生日 [2'31"]
16.そして2つの道は続く [6'07"]

解説

 このアルバムは、大倉宏のリコーダー、福田陽の編曲とシンセサイザー演奏によるオリジナル作品集です。
 2人のプロジェクト自体は、1980年頃から1984年頃にかけて、新しい曲が出来上がったら録音するという形で、断続的に継続していました。
 録音された作品は、全部で40曲を越えます。当初は16曲ずつ2本のテープ版作品集としてまとめられ、その2本とは別に、ある特定の機会に無料で配布された2種類の編集テープが存在していました。
 このCD版は、1983年に発表されましたオリジナル第2作を、当時の録音・曲目はそのままに、全曲デジタルリミックスしたものです。
 以下はライナーよりの抜粋です。

 このアルバムに収められている曲の多くは、大倉がメロディ(断片も含む)を書き留めていたノートを元に、福田が自由にイメージを膨らませて編曲の手を加えた形になっている。編曲とは言うものの、中にはメロディそのものを大きく変えていたり、新たなメロディを追加するなど、編曲の域を著しく超えているものも多い(従って作者のクレジットでは共作扱いになっている)。このアルバムは前作にも増して、バラエティに富んでいる。前作を録音している間に、次第に曲作りが複雑なものに変化していったのだが、その延長線上の曲もあれば、初期のシンプルな路線の曲もあり、全く違った傾向のものも含まれている。その一方、大倉のリコーダーの出番が少なくなっている事に気付く人もいるかも知れない。実は、このアルバム用の曲の録音が十分出揃う前に、大倉が新潟に居を移す事になったのが大きな理由である。実際、「冬の物語」と「誕生日」の2曲は、大倉が福田に後を託す形で残した曲であるし、「そして2つの道は続く」は福田の別の作品群から転用した曲である。