Break a Road / N.Takazawa and A.Fukuda [MSQP 0015] 

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収録曲目
  1. Bridge of Freedom [4'49"]
  2. 鳥の影 [6'31"]
  3. Break a Road [3'51"
  4. 雪の匂い [9'00"]
  5. 僕は知らない [5'44"]
  6. Capital and Labor [4'54"]
  7. 鉄の扉 [12'21"]

解説

 最高傑作の誉れ高いシリーズ第5作です。(1981年作品)
 このシリーズは、正真正銘のポピュラー音楽作品です。クラシック現代音楽をお探しの方はご注意下さい。また、初版分はCD−R盤となります。
 以下は、ライナーノートよりの抜粋です。

 このアルバムは、前々作からの3部作の完結編となる。前2作に入らなかった曲を集めた、と言ってしてしまうと、まるで残り物のような感じを受けるが、内容的には、決して残り物ではない。むしろ、このプロジェクトが、一番乗りに乗っていた時期の勢いを、そのまま持ち込んだ、一際充実した内容を誇る傑作に仕上がっている。このアルバムの大きな特徴は、全曲が録音時の新作であり、バンドとは全く異なったサウンドが確立した事に尽きる。またこのアルバムには、Stage Frightのべーシスト高橋が、ほぼ全面的に参加して、ベースその他のプレイを聞かせている。2人だけで録音する時は、結果的にベースとドラムを別々に録音するケースが多かったのだが、高橋の参加で同時の録音が可能になった。その効果は全体的な躍動感という形ではっきりと現われている。
 タイトルの「Break a Road」は、高橋が、辞書かそれに類する書物の中から見つけてきた言葉で、「道を切り開く」という意味になるらしい。これは、高橋の最終的なテーマそのもの。7曲中4曲まで彼の詩であり、最も高橋のカラーの出たアルバムと言える。なお、高橋はこれ以後プロジェクトを離れるため、詩人高橋の姿が見られる最後のアルバムともなっている。