The Page of Anxiety / N.Takazawa and A.Fukuda [MSQP 0014] 

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収録曲目
  1. 偽善者たち [11'10"
  2. 頑固な紳士 [5'29"]
  3. レクイエム [7'25"]
  4. 霞色の世界で [6'43"]
  5. 思いを残して [4'25"]
  6. Ballad of a Toothed Wheel [12'19"]

解説

 シリーズ第4作です。全体的に暗いトーンを持っています。サウンドはより強固なものになっています。(1981年作品)
 このシリーズは、正真正銘のポピュラー音楽作品です。クラシック現代音楽をお探しの方はご注意下さい。また、初版分はCD−R盤となります。
 以下は、ライナーノートよりの抜粋です。

 アルバムタイトルの「The Page of Anxiety」というのは、種を明かせば、世界大戦前の頃の世情不安の高まった時期を指して言う「不安の時代」(The Age of Anxiety)という言葉のもじりである。
 前作を仕上げた後、選曲に漏れた作品がかなり残っていた事は、前作のライナーでも触れた。正確には、前作とこのアルバム、さらに次作の3枚は、ほぼ同時期に連続して録音した多くの作品を3つに分けて収録したもの、という方が実情に沿っている。
 この間に録音された作品の中には、社会や人々の心の中に潜む不安をテーマにした作品がかなりの数あった。そこで、このアルバムをまとめる段階になって、そういう作品を中心にピックアップする事を考えた。結果として、他のアルバムとは全く異なった暗い感じのトーンを持ったアルバムに仕上がったのだが、それぞれのアルバムの特徴を鮮明に色分けする事が出来たので、賢明な選択だったと思う。例によって、それぞれの作品同士の関連は無いのだが(実際、高橋弟の2作以外は作詩者が異なっているし、その2作の内容も全く違っている)、その意味では、コンセプトアルバムと考えてもらっても差し支えない。