Journey / N.Takazawa and A.Fukuda [MSQP 0012] 

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収録曲目
  1. Journey [6'11"]
  2. 振りかえると [6'25"]
  3. 過ぎ去りし日の想い出 [3'42"]
  4. 冬の日 [7'10"]
  5. 5年がたちました [5'44"]
  6. 春の面影 [5'03"]
  7. 迷路の街 [5'40"]
  8. もどり橋 [5'58"]

解説

 シリーズ第2作目となります。サウンド的には前作の延長ですが、曲作りは一段と磨きがかかっています。(1980年作品)
 このシリーズは、正真正銘のポピュラー音楽作品です。クラシック現代音楽をお探しの方はご注意下さい。また、初版分はCD−R盤となります。
 以下はライナーノートよりの抜粋です。

 このアルバムは、サウンドを聞いた限りにおいては、前作の延長線上に位置している。しかし、製作側の立場から言うならば、かなり大きな変化がある。簡単に記しておこうと思う。
 先ず、一番大きな点は、カセットMTRの導入である。丁度この時期に国内メーカーからの第一号機が登場したのだが、2台のカセットデッキによる録音にかなりの困難を感じていたので、渡りに船であった。アカペラで始まる1曲目など、それまでの録音方法ではまず不可能であった。また、控えめながらサウンドに深みを与えるハモンドタイプのオルガンCX-3の導入も見逃せない。それから、2人のコンビネーションが出来上がった事も大きな点で、急にアレンジを変更しても、その場で対応出来るようになり、より自由な曲作りが可能になった。お互い、相手の考えていないようなアイデアを持ち込んで驚かせる事を楽しんでいたような感がある。8曲中7曲がStage Frightのレパートリーもしくは準レパートリー(バンドで演奏する形まで仕上がっていなかった作品)だが、録音に際して、アレンジに変更を加えなかった曲は、最早1曲も無い。
 アルバムタイトルのJourneyは、もちろん1曲目のタイトルから取られているが、そもそも「旅」は、高橋(注:バンドメンバー/ベース奏者で作詞も担当していた)の詩の主要なテーマの1つで、アルバム全体も「旅」の香りが強く、相応しいタイトルだと思う。