弦楽4重奏曲の部屋第3室


BGM/Haydn Sring Quartet No.45(37) C-dur Op.50-2 1st mov.


第37番(第31番)

ロ短調

作品33−1

 

 

楽章

拍子

速度記号

調性1

調性2

形式

1

4/4

Allegro moderato

中ソナタ
単一主題に近い

2

3/4

Scherzando
Allegro

スケルツォ

3

6/8

Andante

中ソナタ

4

2/4

Presto

中ソナタ

 

作曲年

区分

おすすめランク

特徴

1781

いきなりDの和音で始まり、驚かされる。緩徐楽章のアンダンテの指定は、弦楽4重奏曲では過去に見られないものである。


第38番(第30番)

変ホ長調

作品33−2

「冗談」

 

楽章

拍子

速度記号

調性1

調性2

形式

1

4/4

Allegro moderato
cantabile

Es

中ソナタ

2

3/4

Scherzo
Allegro

Es

Es

スケルツォ

3

3/4

Largo sostenuto

 

自由な変奏曲

4

6/8

Presto

Es

As,B

ロンド形式

 

作曲年

区分

おすすめランク

特徴

1781

全体的に軽妙だが、ふざけた感じを持つ。標題は、直接的には終楽章の終わりの部分の過剰な休止から連想されたものと思うが、曲全体の雰囲気も同様の感覚がある。


第39番(第32番)

ハ長調

作品33−3

「鳥」 

 

楽章

拍子

速度記号

調性1

調性2

形式

1

4/4

Allegro moderato

中ソナタ

2

3/4

Scherzando
Allegretto

スケルツォ
トリオはバイオリンのみ

3

3/4

Adagio

小ソナタ
展開部が極めて短い。リピートは無いが、前半は変奏されて繰返す。

4

2/4

Rondo
Presto

a,c

ロンド形式
コーダ付き

 

作曲年

区分

おすすめランク

特徴

1781

副題は、鳥のさえずりを思わせる装飾音の音形が全曲を支配していることから。一時的な短調が目立ち、変化・起伏に富んでいる。


第40番(第34番)

変ロ長調

作品33−4

 

 

楽章

拍子

速度記号

調性1

調性2

形式

1

4/4

Allegro moderato

中ソナタ

2

3/4

Scherzo
Allegretto

スケルツォ
主部の曲調はメヌエット風

3

3/4

Largo

Es

ロンドソナタ形式
リピート無し

4

2/4

Presto

Es,g

ロンド形式

 

作曲年

区分

おすすめランク

特徴

1781

随所に遊び心が見られる。4楽章の変奏や経過句を交えながら自由気ままに進行するロンドは、以後の作品で良く見られる。


第41番(第29番)

ト長調

作品33−5

 

 

楽章

拍子

速度記号

調性1

調性2

形式

1

2/4

Vivace assai

中ソナタ
コーダ付き

2

4/4

Largo cantabile

単純な3部形式
リピート無し

3

3/4

Scherzo
Allegreto

スケルツォ

4

6/8

Allegretto

 

変奏曲
曲調はシチリアーノに近い

 

作曲年

区分

おすすめランク

特徴

1781

全曲的には、非常に軽妙且つ洒脱な音楽だが、2楽章の悲しげな美しさが好対照。1楽章のしゃれた導入部分、3楽章の変則リズム、ルネッサンス期の舞曲を思わせる4楽章と聞き所が多い。


第42番(第33番)

ニ長調

作品33−6

 

 

楽章

拍子

速度記号

調性1

調性2

形式

1

6/8

Vivace assai

中ソナタ
第1主題の再現が属調になっている。

2

4/4

Andante

単純な3部形式だが、テーマの再現の前に展開部的な部分を持つ
リピート無し

3

3/4

Scherzo
Allegro

スケルツォ

4

2/4

Allegretto

2つの主題を持つ変奏曲

 

作曲年

区分

おすすめランク

特徴

1781

味わい深い作品だが、曲調を捉えにくい面がある。4楽章の2つの主題の変奏曲は、この後、ハイドンの得意の様式としてたびたび出現する。


第43番(第35番)

ニ短調

作品42

 

 

楽章

拍子

速度記号

調性1

調性2

形式

1

2/4

Andante ed Innocentemente

中ソナタ

2

3/4

Menuetto
Allegretto

メヌエット

3

2/2

Adagio e cantabile

単純な3部形式

4

2/4

Presto

中ソナタ

 

作曲年

区分

おすすめランク

特徴

1785

全曲的に非常にコンパクトな作品。一見初期の作風に戻ったかの印象を受けるが、形式的には、より構造的になっている。


第44番(第36番)

変ロ長調

作品50−1

 

 

楽章

拍子

速度記号

調性1

調性2

形式

1

2/2

Allegro

中ソナタ

2

6/8

Adagio non lento

Es

es

変奏曲

3

3/4

Poco Allegretto

メヌエット
表記はなく、トリオがスケルツォの雰囲気を持っている

4

2/4

Vivace

中ソナタ
第2主題がはっきりしなく、単一主題的。

 

作曲年

区分

おすすめランク

特徴

[1787]

単純な4分音符の連打をリズムモチーフとして採用している1楽章の発想は非凡。4楽章が素晴らしい。


第45番(第37番)

ハ長調

作品50−2

 

 

楽章

拍子

速度記号

調性1

調性2

形式

1

3/4

Vivace

大ソナタ

2

4/4

Adagio Cantabile

リート形式
リピート無し

3

3/4

Menuetto
Allegretto

メヌエット

4

2/4

Vivace assai

大ソナタ

 

作曲年

区分

おすすめランク

特徴

[1787]

非常にスケールの大きさを感じる作品、この時代として考えるならば、かなり大胆な転調進行が見られる。おそらく作品50では一番の傑作。


第46番(第38番)

変ホ長調

作品50−3

 

 

楽章

拍子

速度記号

調性1

調性2

形式

1

6/8

Allegro con brio

Es

中ソナタ

2

2/4

Andante piu tosto Allegretto

自由な変奏曲

3

3/4

Menuetto
Allegretto

Es

Es

メヌエット

4

2/4

Presto

Es

中ソナタ

 

作曲年

区分

おすすめランク

特徴

1787

全曲的にチェロが活躍する作品。特に2楽章の旋律は際立っている。


第47番(第39番)

嬰ヘ短調

作品50−4

 

 

楽章

拍子

速度記号

調性1

調性2

形式

1

3/4

Allegro spirituoso

fis

A,
Fis

中ソナタ

2

2/4

Andante

2つのテーマを持つ変奏曲

3

3/4

Menuetto
poco Allegretto

Fis

fis

メヌエット

4

6/8

Fuga
Allegro moderato

fis

 

フーガ

 

作曲年

区分

おすすめランク

特徴

1787

注釈参照


第48番(第40番)

ヘ長調

作品50−5

 

 

楽章

拍子

速度記号

調性1

調性2

形式

1

2/4

Allegro moderato

中ソナタ

2

3/4

Poco Adagio

バロックソナタ

3

3/4

Menuetto
Allegretto

メヌエット

4

6/8

Vivace

中ソナタ

 

作曲年

区分

おすすめランク

特徴

1787

単純明快な旋律を持っている。2楽章に「夢(Ein Traum)」とタイトルが付けられた楽譜が存在する。


第49番(第41番)

ニ長調

作品50−6

「蛙」

 

楽章

拍子

速度記号

調性1

調性2

形式

1

4/4

Allegro

中ソナタ

2

6/8

Poco Adagio

F,D

単一主題のソナタ
後半リピート無し

3

3/4

Menuetto
Allegretto

メヌエット

4

2/4

Allegro con spirito

中ソナタ

 

作曲年

区分

おすすめランク

特徴

1787

副題は、4楽章の冒頭の音形が蛙の鳴き声を思わせるから。全体的な印象は軽快。第2楽章は一見悲痛な旋律で始まるが、同じモチーフが第2主題の代わりに明るい長調で奏されるのが痛快。


第50〜56番(編作)

作品51

「十字架上のキリストの七語」弦楽4重奏版

 

楽章

拍子

速度記号

調性1

調性2

形式

序奏

4/4

Maestoso ed Adagio

小ソナタ
リピート無し

1

3/4

Largo

中ソナタ
リピート無し

2

4/4

Grave e cantabile

Es,C

単一主題の小ソナタ
後半リピート無し

3

4/4

Grave

小ソナタ
後半リピート無し

4

3/4

Largo

As

小ソナタ
後半リピート無し

5

4/4

Adagio

中ソナタ
後半リピート無し

6

4/4

Lento

B,G

中ソナタ
展開部と再現部が融合している。後半リピート無し

7

3/4

Largo

Es

中ソナタ
後半リピート無し

地震

3/4

Presto e con tutta la forza

Es

概ね3部形式に近い

 

作曲年

区分

おすすめランク

特徴

[1787]

注釈参照


第57番(第42番)

ハ長調

作品54−2

 

 

楽章

拍子

速度記号

調性1

調性2

形式

1

4/4

Vivace

大ソナタ

2

3/4

Adagio

 

単純なリート形式
3楽章に続く

3

3/4

Menuettp
Allegretto

メヌエット

4

2/4

Adagio
Presto
Adagio

特殊な形式

 

作曲年

区分

おすすめランク

特徴

[1788]

注釈参照


第58番(第43番)

ト長調

作品54−1

 

 

楽章

拍子

速度記号

調性1

調性2

形式

1

4/4

Allegro con brio

中ソナタ

2

6/8

Allegretto

中ソナタ
リピート無し

3

3/4

Menuetto
Allegretto

メヌエット

4

2/4

Presto

g,h

カプリチォ

 

作曲年

区分

おすすめランク

特徴

[1788]

全曲を通して非常に楽しめる作品。特に4楽章が、面白い。ハイドンにおけるカプリチォは、通常の名称とは別に、一種の形式を表している。テーマを自由に変奏したり、繰返したり、寄り道したりしながら進んでいくスタイルを持っていて、次に何が出て来るかと、わくわくしながら聞く楽しみがある。


第59番(第44番)

ホ長調

作品54−3

 

 

楽章

拍子

速度記号

調性1

調性2

形式

1

2/2

Allegro

中ソナタ

2

3/4

Largo cantabile

3部形式

3

3/4

Menuetto
Allegretto

メヌエット

4

2/4

Presto

中ソナタ

 

作曲年

区分

おすすめランク

特徴

[1788]

1楽章と4楽章がとても楽しめる作品。2楽章が少々長いという気がする。


第60番(第45番)

イ長調

作品55−1

 

 

楽章

拍子

速度記号

調性1

調性2

形式

1

2/2

Allegro

中ソナタ

2

2/4

Adagio cantabile

単一主題のソナタ
展開部を欠く

3

3/4

Menuetto

メヌエット

4

2/2

Vivace

3部形式
中間にフーガ的な展開を含む

 

作曲年

区分

おすすめランク

特徴

[1788]

明るく軽妙。疾走感のある部分と休止とが交錯し、スリリングな音楽になっている。


第61番(第46番)

ヘ短調

作品55−2

「剃刀」

 

楽章

拍子

速度記号

調性1

調性2

形式

1

2/4

Andante piu tosto Allegretto

2つの主題を持つ変奏曲

2

2/2

Allegro

As

単一主題の中ソナタ
展開部から再現部にかけてフーガ的展開

3

3/4

Menuetto
Allegretto

メヌエット
主部の前半リピート無し

4

6/8

Presto

単一楽章の中ソナタ

 

作曲年

区分

おすすめランク

特徴

[1788]

全体が隙き無く作られているという意味で文句のつけようの無い作品。1楽章が秀逸。


第62番(第47番)

変ロ長調

作品55−3

 

 

楽章

拍子

速度記号

調性1

調性2

形式

1

3/4

Vivace assai

中ソナタ

2

2/4

Adagio ma non troppo

Es

 

変奏曲

3

3/4

Menuetto

メヌエット

4

6/8

Presto

中ソナタ

 

作曲年

区分

おすすめランク

特徴

[1788]

かなり半音階的な進行が目立ち、その分だけくすんだ色合いの曲になっている。なかなか味わい深い作品。