交響曲の部屋第2室

BGM/Haydn Symphony No.26 3rd mov.

第26番ニ短調「ラメンタチオーネ」

Fg. Hr. Cemb.
(1) 2 可能
楽章 拍子 速度記号 調性1 調性2 形式
1 4/4 Allegro assai con spirito F,D 中ソナタ、後半のリピート無し
2 2/4 Adagio 2部形式
3 3/4 Menuet メヌエット
作曲年 作曲順 区分 おすすめランク 特徴
[1768] (45) 受難曲の旋律が引用されている。
第1楽章の第2主題の再現がニ長調になっている。
注釈

この作品は第1楽章の第2主題と、第2楽章の旋律が、受難曲の中から取られています。第49番「受難」と1対の作品と考えてよいでしょう。この2曲は、番号は離れていますが、同時期の作品と判断されています。

この作品が3楽章までしかないのは、不審な感じがあります。例えば、モーツァルトの40番交響曲が3楽章までで終わるような感じと思ってもらって良いでしょう。3つの楽章の出来が素晴らしいだけになおさら強く感じられます。本来あるはずの楽章が紛失したのか、別の曲として紛れた可能性もあると思います。又、49番と連続して演奏することを意図しているとも考えられるのですが…。


第27番ト長調

Fg. Hr. Cemb.
(1) 2 必要
楽章 拍子 速度記号 調性1 調性2 形式
1 4/4 Allegro molto 小ソナタ
2 6/8 Andante:siciliano 小ソナタ
3 3/8 Presto 小ソナタ
作曲年 作曲順 区分 おすすめランク 特徴
(1761) (13) 同主調転調
第2楽章にシチリアーノと明記されているが、このようにはっきり書かれている例は少ない。ピチカートの伴奏はギター風を意識していると考えられる。

第28番イ長調

Fg. Hr. Cemb.
(1) 2 可能
楽章 拍子 速度記号 調性1 調性2 形式
1 3/4 Allegro di molto 中ソナタ
2 2/4 Poco Adagio 中ソナタ
3 3/4 Menuet Allegro molto メヌエット、トリオ管無し
4 6/8 Presto assai 小ソナタ
作曲年 作曲順 区分 おすすめランク 特徴
1765 (35) 第1楽章の執拗に同じリズムを繰り返す手法は珍しい。第3楽章の、絃楽器がとなり同士の弦を同音に押さえ、交互に弾く手法は、当時としては斬新。

第29番ホ長調

Fg. Hr. Cemb.
(1) 2 必要
楽章 拍子 速度記号 調性1 調性2 形式
1 3/4 Allegro di molto 小ソナタ
2 2/4 Andante 小ソナタ
バイオリンの掛け合いが妙
3 3/4 Menuet Allegretto メヌエット
トリオの構成には疑問がある
4 4/4 Presto 中ソナタ
構成のメリハリがはっきりしている
作曲年 作曲順 区分 おすすめランク 特徴
1765 (35) 注釈参照
注釈

第1楽章は、内実は急速なテンポでありながら4分音符でゆったりと進む3拍子の音楽で、モーツァルトの交響曲第39番や、ベートーヴェンの英雄交響曲の第1楽章のテーマに通ずるところがあります。ハイドンの作品にも時折りみられます。

第3楽章のメヌエットのトリオが伴奏音形のみで、旋律らしい旋律を持っていないことはかなりの問題点でしょう。多くの学者はハイドンの実験精神を讃えていますが、丁度同じ時期に、フルート奏者の解雇問題があったことが文献でわかっており、本当はフルートのソロが書かれていたのを、やむなく破棄したものではないか、というのが私の見解です。メヌエット主部ではオーボエがかなり活躍していますので、持ち替えは不可能です。ハイドンはおそらく自身のチェンバロでソロを取り、フルートの代用としたのではないでしょうか。


第30番ハ長調「アレルヤ」

Fl. Fg. Hr. Cemb. Solo
1 (1) 2 必要 フルートがソロ的
楽章 拍子 速度記号 調性1 調性2 形式
1 4/4 Allegro 中ソナタ
2 2/4 Andante 中ソナタ、フルートが活躍
3 3/4 Finale Tempo di Menuet,
piu tosto Allegretto
F,a メヌエット
トリオ2つあり、コーダ付き
作曲年 作曲順 区分 おすすめランク 特徴
1765 (35) グレゴリオ聖歌「アレルヤ」のモチーフが引用されている。
同主調転調、反復進行目立つ
注釈

「アレルヤ」のモチーフは冒頭でセカンドバイオリンに現れ、ファーストバイオリンは装飾的なモチーフで色を添えています。この手法は、コラール前奏曲を始め以前から使われていた手法ではありますが、非常に効果的に用いられています。

第3楽章のメヌエットは、ヘ長調、イ短調2つのトリオを持っていますが、その間に主部を繰り返す指定がありません。一見するとトリオ2つを連続して演奏するように見えてしまいますが、そんなことは常識ということで、敢えて書いていないだけと考えるのが妥当でしょう。なおこの楽章は明らかにフィナーレを飾るメヌエットとして書かれていて、26番の(本来のフィナーレが紛失していると考えられる)メヌエットとの比較が興味深いでしょう。


第31番ニ長調「ホルン信号」

Fl. Fg. Hr. Cemb. Solo
1 (1) 4 必要 Fl.Hr.Vl.Vlc.Cb.
楽章 拍子 速度記号 調性1 調性2 形式
1 3/4 Allegro 中ソナタ、Hr.Fl.ソロ
2 6/8 Adagio 小ソナタ、Hr.Vl.Vlc.ソロ
3 3/4 Menuet メヌエット、トリオでHr.Ob.Fl.ソロ
4 2/4
3/4
Moderato molto
Presto
変奏曲
変奏毎にソロが変わる
作曲年 作曲順 区分 おすすめランク 特徴
1765 (35) 合奏協奏曲もしくは協奏交響曲に近い
注釈

ホルンの信号の音形は狩りの信号という説と、郵便馬車の信号という説があり、何方とも決めかねています。はっきり決定できるだけの資料はまだ現時点では見つかっていないようです。ただ、はっきりと2種類の音形があり、両方を採用している可能性もあり、完全にハイドンのオリジナルである可能性もあります。副題につられて、ホルンが活躍する曲のように思って聞いていると、フルートのソロが活躍しだして驚かされます。


第32番ハ長調

Fg. Hr. Trp. Timp. Cemb.
(1) 2 2 必要
楽章 拍子 速度記号 調性1 調性2 形式
1 2/4 Allegro molto 小ソナタ
2 3/4 Menuet メヌエット、
トリオ管無し
3 2/4 Adagio ma non troppo バロックソナタ、管無し
4 3/8 Finale Presto 小ソナタ
作曲年 作曲順 区分 おすすめランク 特徴
(1960) (5) 祝祭交響曲

第33番ハ長調

Fg. Hr. Trp. Timp. Cemb.
(1) 2 2 必要
楽章 拍子 速度記号 調性1 調性2 形式
1 3/4 Vivace 小ソナタ
2 2/4 Andante Es 小ソナタ、管無し
3 3/4 Menuet メヌエット、トリオ管無し
4 2/4 Allegro 小ソナタ
作曲年 作曲順 区分 おすすめランク 特徴
(1960) (5) 祝祭交響曲

第34番ニ短調

Fg. Hr. Cemb.
(1) 2 可能
楽章 拍子 速度記号 調性1 調性2 形式
1 3/4 Adagio 小ソナタ
2 4/4 Allegro 小ソナタ
3 3/4 Menuet Moderato メヌエット、トリオ管のパートソロ
4 2/4 Presto assai 複合3部形式
作曲年 作曲順 区分 おすすめランク 特徴
(1766) (44) 3 教会ソナタ
短調の1楽章と長調のその後の楽章の対比が見事な効果を持っている

第35番変ロ長調

Fg. Hr. Cemb.
(1) 2 可能
楽章 拍子 速度記号 調性1 調性2 形式
1 3/4 Allegro di molto 中ソナタ
2 2/4 Andante Es 中ソナタ、管無し
3 3/4 Menuet Un poco allegretto Es メヌエット、トリオ管無し
4 2/4 Presto 小ソナタ
作曲年 作曲順 区分 おすすめランク 特徴
1767 44 2 形式的に工夫が目立つ
反復進行

第36番変ホ長調

Fg. Hr. Cemb. Solo
(1) 2 必要 Vl.Vlc.
楽章 拍子 速度記号 調性1 調性2 形式
1 3/4 Vivace Es 中ソナタ
2 2/2 Adagio リトルネロ形式、バロック協奏曲風
3 3/4 Menuetto Es B,d メヌエット
4 2/4 Allegro Es 中ソナタ
作曲年 作曲順 区分 おすすめランク 特徴
(1761) (13) 2 バロック、古典派両方の長所を兼ね備えた秀作。
注釈

この作品の1761年という推定作曲年は、多くの学者の説によるところのものです。確かにバロック的な要素が散見し、最初期の作風のようにも感じられますが、斬新、大胆な実験も多く、むしろ、もっと後になってから、初期の作風を集大成し、新たな出発点とすべく書かれた作品のようにも思えます。もしも、その判断が正しいと確信出来るようになれば、当然作曲年、作曲順共にもっと繰り下げることになるのですが、今の段階ではどちらとも判断しかねています。


第37番ハ長調

Fg. Hr. Trp. Timp. Cemb.
(1) 2 (2) (有) 必要
楽章 拍子 速度記号 調性1 調性2 形式
1 2/4 Presto バロックソナタ
2 3/4 Menuet メヌエット、トリオ管無し
3 2/4 Andante Es 小ソナタ、管無し
4 3/8 Presto 小ソナタ
作曲年 作曲順 区分 おすすめランク 特徴
(1758) 2 1 同主調転調、反復進行

第38番ハ長調

Fg. Hr. Trp. Timp. Cemb. Solo
(1) 2 2 可能 Ob.
楽章 拍子 速度記号 調性1 調性2 形式
1 2/4 Allegro di molto 中ソナタ
2 3/8 Andante molto バロックソナタ、管無し
3 3/4 Menuet Allegro メヌエット、トリオOb.ソロ
4 2/2 Allegro di molto 中ソナタ
作曲年 作曲順 区分 おすすめランク 特徴
1966 (40) 3 見事な様式美を備えた傑作。

第39番ト短調

Fg. Hr. Cemb.
(1) 4 可能
楽章 拍子 速度記号 調性1 調性2 形式
1 4/4 Allegro assai 中ソナタ
2 3/8 Andante Es 中ソナタ
3 3/4 Menuet メヌエット、トリオで管のソリ
4 4/4 Allegro di molto 小ソナタ
作曲年 作曲順 区分 おすすめランク 特徴
1765 (35) 3 ホルン4本
この曲はさまざまな点でモーツァルトの25番ト短調の規範となったと考えられる。

第40番ヘ長調

Fg. Hr. Cemb.
1 2 必要
楽章 拍子 速度記号 調性1 調性2 形式
1 3/4 Allegro 小ソナタ
2 2/4 Andante piu tosto Allegretto バロックソナタ、管無し
3 3/4 Menuet メヌエット
トリオが管のみの稿がある
4 2/2 Allegro フーガ
作曲年 作曲順 区分 おすすめランク 特徴
1763 (27) 2 4楽章のフーガは珍しい。

第41番ハ長調

Fl. Fg. Hr. Trp. Timp. Cemb. Solo
1 (1) 2 2 不要 Fl.
楽章 拍子 速度記号 調性1 調性2 形式
1 3/4 Allegro con spirito 中ソナタ
2 2/4 Un Poco Andante 小ソナタ、Fl.協奏曲風
3 3/4 Menuet メヌエット
4 2/4 Presto 小ソナタ
作曲年 作曲順 区分 おすすめランク 特徴
[1770] 45/td>3 祝祭交響曲
内容的にも変化に飛んで、充実している。

第42番ニ長調

Fg. Hr. Cemb.
2 2 不要
楽章 拍子 速度記号 調性1 調性2 形式
1 2/2 Moderato e maestoso 中ソナタ
2 3/8 Andantino e cantabile 中ソナタ
3 3/4 Menuet Allegretto メヌエット
4 2/4 Scherzando e presto ロンド形式に近い3部形式、変奏曲の要素がある
作曲年 作曲順 区分 おすすめランク 特徴
1771 (49) 3 古典派ソナタ様式の完成形に近い
4楽章には、一部独立したFg.のパートがある

第43番変ホ長調「マーキュリー」

Fg. Hr. Cemb.
(1) 2 不要
楽章 拍子 速度記号 調性1 調性2 形式
1 3/4 Allegro Es 中ソナタ
2 2/4 Adagio As Es 中ソナタ
3 3/4 Menuetto Es Es メヌエット
4 2/2 Allegro Es 中ソナタ
作曲年 作曲順 区分 おすすめランク 特徴
(1771) (49) 3 弱音器を使っている
注釈

この曲の「マーキュリー」の副題は、しばしば「水星」と書かれていますが、これはどうも納得できません。やはりギリシャ神話のマーキュリー神と考えるべきだと思います。この曲の曲調は明らかに、モーツァルトの交響曲第39番、ベートーヴェンの「英雄」に通じるものがあり、このニックネーム自体も「英雄」の頃と同時期に付けられたと考えられますので(それ以前の筆写譜には書かれていません)、「英雄」の連想が働いて付けられたニックネームと考えられると思います。


第44番ホ短調「哀悼」

Fg. Hr. Cemb.
(1) 2 不要
楽章 拍子 速度記号 調性1 調性2 形式
1 4/4 Allegro con brio 中ソナタ
2 3/4 Menuetto Allegretto メヌエット
メロディとバスがカノンになっている
3 2/4 Adagio バロックソナタ
4 2/2 Presto 中ソナタ
作曲年 作曲順 区分 おすすめランク 特徴
(1771) (49) 3 2本のホルン違う調になっている
対位法的な処理が目立つ
1、4楽章で、提示部の最後に転調のための移行部がある

第45番嬰ヘ短調「告別」

Fg. Hr. Cemb.
(1) 2 不要
楽章 拍子 速度記号 調性1 調性2 形式
1 3/4 Allegro assai fis cis,D 中ソナタ
2 3/8 Adagio 中ソナタ
3 3/4 Menuet Allegretto Fis Fis メヌエット
4 2/2
3/8
Presto
Adagio
fis

Fis
中ソナタ
後半リピート無し
アダージョのコーダ付
作曲年 作曲順 区分 おすすめランク 特徴
1772 (55) 3 特異な様式を持つ
注釈

この曲の終楽章の特異さはいろいろと言われています。しかし最も異常なのは、第1楽章の第2主題が展開部で登場するという事です。しかも調性的にはDとなっています。また、始めの3つの楽章と、第4楽章のコーダが3拍子で書かれていることも目を引きます。これほど3拍子ばかり出てくるソナタ様式の音楽は他にほとんど例がありません。


第46番ロ長調

Fg. Hr. Cemb.
(1) 2 不要
楽章 拍子 速度記号 調性1 調性2 形式
1 4/4 Vivace Fis 中ソナタ
2 6/8 Poco Adagio 小ソナタ、シチリアーノ風
3 3/4 Menuet Allegretto メヌエット
4 2/2 Presto e scherzando Fis 中ソナタ
コーダでメヌエットの主題が再現する
作曲年 作曲順 区分 おすすめランク 特徴
1772 (55) 3 数々の仕掛けが楽しめる

第47番ト長調

Fg. Hr. Cemb.
(1) 2 不要
楽章 拍子 速度記号 調性1 調性2 形式
1 4/4 [Allegro] 中ソナタ
再現部が短調
2 2/4 Un podo adagio,cantabile 自由な変奏曲
3 3/4 Menuet al Roverso 逆行メヌエット
4 2/2 Presto assai 中ソナタ
作曲年 作曲順 区分 おすすめランク 特徴
1772 (55) 3 逆行メヌエットは特筆もの
注釈

第3楽章の逆行メヌエットは、実際の楽譜は8小節のスコアが2つだけ書いてあり、それぞれMenuet al Roverso,Trio al Roversoと書かれています。演奏するときは、前半8小節を普通に演奏し、リピート。次に同じ譜面を逆行で演奏し、リピートします。後半8小節はトリオとして、全く同様の手順で演奏し、それから前半8小節にダ・カーポするという順になります。曲調的には変化が乏しいような感じもしますが、逆行が聞いただけでも判断出来るように工夫されていますので、それに注目すれば、大変楽しんで聞けます。


第48番ハ長調「マリア・テレジア」

Fg. Hr. Trp. Timp. Cemb.
(1) 2 2 不要
楽章 拍子 速度記号 調性1 調性2 形式
1 4/4 Allegro 大ソナタ
2 6/8 Adagio 中ソナタ
3 3/4 Menuet Allegretto メヌエット
4 2/2 Allegro 中ソナタ
作曲年 作曲順 区分 おすすめランク 特徴
(1769) (47) 3 祝祭交響曲
3楽章メヌエットの途中でファンファーレが鳴る。作曲者のサービス精神と考えたい。

第49番ヘ短調「受難」

Fg. Hr. Cemb.
(1) 2 可能
楽章 拍子 速度記号 調性1 調性2 形式
1 3/4 Adagio As バロックソナタ
2 4/4 Allegro di molto As 中ソナタ
3 3/4 Menuet メヌエット
4 2/2 Presto As 中ソナタ
作曲年 作曲順 区分 おすすめランク 特徴
1768 (45) 3 教会ソナタ
4楽章ともヘ短調は、少々辛いが、それを聞かせてしまう構成は見事。

第50番ハ長調

Fg. Hr. Trp. Timp. Cemb.
(1) 2 2 不要
楽章 拍子 速度記号 調性1 調性2 形式
1 4/4
3/4
Adagio e maestoso
Allegro di molto
中ソナタ
序奏付き、後半リピート無し
2 2/4 Andante moderato 小ソナタ
後半リピート無し
Vlc.オブリガード
3 3/4 Menuet メヌエット
トリオの構成が変わっている
4 2/2 Presto 単一主題ソナタ
作曲年 作曲順 区分 おすすめランク 特徴
1773 (58) 3 注釈参照
注釈

この曲はオペラ(ジングシュピール)「フィレモンとバウチス」の序曲の改作と考えられています。1楽章の壮大な序奏はこの時期の作品としては珍しいものですが、オペラの序曲ならばありそうな感じがします。第2楽章のチェロソロによるオブリガードは、バイオリンの1オクターブ下で同じ旋律を奏する音色効果として使われています。第3楽章のトリオは古典派の様式美が崩れていて、ロマン派の音楽のように見えます。第4楽章は、第2主題の登場する場所で、全く第1主題と同じメロディが奏されます。ハイドンは2つの主題に共通のモチーフを用いる試みをいろいろやっていますが、全く同じという例は非常に珍しいと思います。


第51番変ロ長調

Fg. Hr. Cemb. Solo
(1) 2 不要 Hr.Ob.
楽章 拍子 速度記号 調性1 調性2 形式
1 3/4 Vivace 中ソナタ
2 2/4 Adagio Es 小ソナタ
リート風、Hr.Ob.ソロ
3 3/4 Menuetto B,B メヌエット
2つのトリオを持つ
第1トリオは管無し
4 2/4 Allegro B 変奏曲
作曲年 作曲順 区分 おすすめランク 特徴
(1771) (49) 3 2楽章ホルンソロのハイトーンは目立つ

第52番ハ短調

Fg. Hr. Cemb.
(1) 2 不要
楽章 拍子 速度記号 調性1 調性2 形式
1 4/4 Allegro assai con brio Es 大ソナタ
2 3/8 Andante 大ソナタ
3 3/4 Menuetto Allegretto メヌエット
4 2/2 Presto Es 中ソナタ
作曲年 作曲順 区分 おすすめランク 特徴
(1771) (49) 3 大傑作。短調だが力強く明るさも持つ。